
更年期にはホルモンバランスが乱れやすく、
イライラ・ほてり・肩こり・メンタルの浮き沈みなど様々な症状がおこります。
実はこれらの症状が更年期ではなく甲状腺ホルモンの分泌量が関係しているかもしれません。
甲状腺ホルモンって?
更年期の不調が甲状腺ホルモンが原因かもしれないとお話ししましたがまず初めに甲状腺ホルモンがどんなホルモンか説明していきます。
甲状腺ホルモンの働き
- 心拍数の上昇:心臓の筋肉を速く強く動かすことで、心拍数をたかめて血流促進。
- 消化活動のサポート:胃や腸を活発に動かし、消化吸収を高めるように助けます。
- 思考力の上昇・脳の発育:脳や神経の動きを活発にします。物忘れの防止も。
- 胎児の成長胎児:発育・成長するのに明かせません。
- 脂質代謝を上げてコレステロールの低下:脂質代謝を促して、血中コレステロールを低下させてくれます。
- 体温の上昇:新陳代謝を活発にしてくれるため体温を上げてくれます。
- 筋力維持・強化:筋肉を活発に動かして強化してくれます。
- 骨量の増加・骨の強化:骨のターンオーバーを促し、骨量を上げて骨を強くします。
甲状腺の不調
甲状腺の病気は圧倒的に女性に多く全体の8割~9割だとされています。
特に30代以降は甲状腺の病気の発症率が大幅に増加します。
甲状腺ホルモンが多すぎると・・・
- 暑がり
- 食欲旺盛
- イライラ
- 息切れしやすい
- 動悸がしやすい
- 早口になる
- 体重が増える
たくさん食べても太らない、眼球が突出して目が大きく見える、肌がつやつやなど
過去には古城線ホルモンを利用したやせ薬が開発されたこともありましたが動悸、発汗や肝機能障害、精神障害などの副作用が現れ死に至ることもあったそうです。動物の甲状腺を食べてしまうことも同じく大変危険です。
甲状腺ホルモンが少なすぎると
- 寒がり
- 食欲不振
- 気力がわかない
- 脈が遅い
- 動作が鈍い
- 体重が増える
お肌がカサカサ、髪が抜けやすい、むくみやすい、疲れやすい、太りやすいなど
甲状腺ホルモンは多すぎても少なすぎてもよくないということですね。
甲状腺ホルモンの分泌
甲状腺ホルモンは健康維持のために体内のいろいろな働きを調節する潤滑油のような働きをします。
ごく微量で働いてくれるため、50mプールにスプーン1杯分の量で充分だと言われています。
血中に甲状腺ホルモンが少なくなると視床下部や脳下垂体に信号が伝わり、分泌量が増加します。
危険にさらされると増えます!
●寒すぎて低体温の時 ●低血圧でふらついているとき ●精神的苦痛や恐怖があるとき
甲状腺ホルモンの生成
甲状腺ホルモンの量が変化する原因
- 様々なストレス
- 無理なダイエット
- トラウマがあるとき
- 遺伝
- 自律神経の乱れ
- 自己抗体
- ヨードの不足・過剰
ヨウ素を含む食べ物
甲状腺ホルモンはヨード(ヨウ素)をもとに生成されています。
ヨウ素は昆布などの食べ物から摂取できますが摂り過ぎも摂らなすぎもよくありません。
- 昆布
- 卵
- 海藻類
- ところてん など
ヨウ素の一日の摂取量
推奨量:130㎍ 限界量:3000㎍
ヨードを過剰にとってしまうと、
甲状腺ホルモンの合成を減らすようにヨードの取り込み量が抑えられ甲状腺機能低下症になってしまいます。
昆布だしや昆布そのものはヨード量が多すぎてしまうため食べ過ぎに注意しましょう。
甲状腺がかかわる病気
甲状腺の病気と言われるとあまり思い浮かばないかもしれませんが意外とよく耳にしている病気だったりします。
橋本病
血中の甲状腺ホルモンが少なすぎる病気を「甲状腺機能低下症」といい、その中で代表的なものが「橋本病」です。自己抗体ができる病気で40代以降の女性の5人に1人がかかっているとされています。
甲状腺に足して自己抗体ができ慢性的な炎症を起こしている状態です。
- 太る
- むくむ
- 乾燥
- 老け込んで見える
バセドウ病
橋本病と同じく自己免疫疾患の一つです。
甲状腺ホルモンが過剰に作られてしまい新陳代謝が活発になってやせてしまいます。
甲状腺ホルモンは甲状腺刺激ホルモン(TSH)が甲状腺内にあるTSH受容体と結合することで分泌されるが、自己免疫反応によってできた抗TSH受容体(TRAb)と結合して過剰に分泌されてしまいます。
- やせる
- 食欲が増える
- 目が突出してくる
まとめ
甲状腺ホルモンの分泌は更年期障害と似ている不調が多くあるため、今まで改善されなかった不調がある方は一度専門の 病院で検査してみるのもいいかもしれません。
意外と知られていない甲状腺ホルモンについて少しでも覚えていただけたら嬉しいです。