皆さんこんにちは!MaNaスタッフ西間木です。
今回はタイトル通りに夏バテを秋に持ち越さないために何をするべきかお話ししていきます。
暑いとなぜ疲れる?体調不良が起こる原因
夏は大量の汗をかきますよね?
その際水分やビタミン、ミネラルなど、体の調子を整える栄養素も一緒に排出されてしまい
体のバランスが崩れやすくなります。
さらに、暑さによって消化機能も落ちやすく、食欲低下が起き、体を維持するために
必要な栄養素も不足しやすく悪循環を招きます。
その他、外の暑さに対応するため体温を一定に調節しようと、
自律神経がフル回転して働き続け疲弊しやすくなることも要因の一つです。
自律神経が十分に働くためには、たくさんのエネルギーが必要となり、
体にも大きな負担がかかりだるさにつながっています。
<そもそも自律神経ってなに?>
自律神経とは、生命を維持するために私たちの意識とは関係なく、24時間働いているシステムのことです。
自律神経には、2つのスイッチがあり、全身をアクティブに働かせるのが交感神経で、
リラックスさせるのが副交感神経です。日中は、交感神経を優位に働かせて、夕方以降にかけて
副交感神経が優位となり、休息や睡眠に向かって心身をリラックスさせるような体のリズムがあります。
具体的な対策法
<1日の過ごし方を意識し睡眠の質を高めよう>
自律神経のダメージは、睡眠中にしか回復できないといわれています。
睡眠不足の蓄積である「睡眠負債」を抱えている状態では、自律神経の回復は見込めず、
正常な機能を保つことができなくなり、日中のパフォーマンス低下にもつながってしまいます。
翌朝に疲労感を持ち越さないために、「1日の過ごし方」を意識してみましょう。
ポイント①朝日を浴びましょう
起床したらまず、カーテンを開けて朝日を浴びるようにしましょう。
朝日を浴びることで目から入った太陽の光によって体内時計がリセットされて
活動状態に導かれます。また、水分補給も欠かさずにしましょう。
ポイント②タンパク質をしっかりと摂りましょう
眠気を誘発するホルモンであるメラトニンは、神経伝達物質のセロトニンを材料に朝起きてから
約14~16時間後に分泌されます。セロトニンは、タンパク質に含まれるトリプトファンという
アミノ酸から合成されるので、朝食でタンパク質を摂っておくことが大切です。
また、メラトニン(睡眠ホルモン)は夜に携帯やパソコンなどの強い光(ブルーライト)を
浴びると急激に合成が抑制されてしまうので、就寝前には画面を見ないようにしましょう。
ポイント③お風呂の温度は38~40℃で入りましょう
夏でも湯舟に浸かりましょう。なぜかというと、水圧や浮力によって血液やリンパの流れが
よくなり疲労回復につながるからです。お湯の温度はぬるめの38~40℃で10~20分程度
浸かってください。ぬるめの温度で体の深部まで温めることで、筋肉の緊張も緩み、副交感神経が
優位となります。さらに、お風呂から上がったら少し熱を冷ますことで自然と眠気が誘発されやすくなります。
皆さまいかがでしょうか?
意外と今すぐにでも取り組めるものが多いですよね。
ぜひ秋に夏バテを持ち越さないようにこちらの対策にチャレンジしてみてください!
著者 : 日本成人病予防協会参照